国も動き出した今、あなたの会社は本当に「働く人から選ばれる会社」ですか?~時間を味方に!循環の構築をしていきましょう~

キャリアを築いていく私たちにとって、「転職が当たり前の時代」と言われてずいぶん経ちます。

 

最近は様々な制度見直しが、少しずつ進んでいってますね。

失業給付もここまで短期化されるとは思いませんでした。

従来は2か月超かかっていた待期期間が、会社都合退職の場合と同様の7日程度で済んでしまいます。

 

日経:「転職の壁」打開へ半歩 迅速に失業給付 政府方針

 

 

国が「長く働くことだけを選択肢にせず、もっと動いていこう」という姿勢を見せています。

この流れの中、改めてあなたの会社の状況はいかがでしょうか。

 

 

最近、ご相談いただく内容に変化を感じます。それは、

単純に「良い人を採用したい。」というものから、

「昨年まで/少し前までは、人が辞めても求人を出せばなんとか人員確保ができていた。

それなのに、今は媒体を使っても応募すら来ない。どうしたらいいのかわからない。」

という、なんとも切実なご相談です。

 

 

私は、東北各地でのマイナビ転職フェアで講演や相談ブースも担当させていただいているのですが、

転職市場は依然として活発です。

求職者も少なくなっているわけではありません。

それなのに、「自社の応募に来ない」のは、なぜなのか?疑問は尽きませんよね。

 

 

では、転職市場が活発な現在は売り手市場か、というとそういうわけでもありません。

労働人口は減る一方のなか、企業側も「とにかく誰でもいい」わけではありません。

そうすると、たくさんある求人の中から求職者にまずは「認知してもらわないといけない」うえに、

そこから「自社を選んでもらわないといけない」のはもちろんですが、

応募してくる求人者が「自社が求める人物像である」必要があります。

でも実際には、そこにもギャップがあるとよくお聞きします。

 

 

この求職側(応募する人)と求人側(採用したい企業)のすれ違いが、より顕著になっている気がしてなりません。

これからは、冒頭の国の動きも相まって、もっと人の流動化が起きるでしょう。

あなたの会社では、どのようにお考えですか?

 

 

ずっと前からキャリアアシストでは、クライエントの企業様に対してお伝えし、伴走しているテーマがあります。

それは、「選ばれる企業になること」。

今後はより、辞める人がいても、より良い人材が入ってくる企業にしていくしかないのです。

採用と定着は表裏一体、それをどのように循環させていくのかが大事なテーマです。

 

退職する人も、大事なステークホルダーです。

リファラル採用に直結してくることはもちろん、理由によってにはなりますが、再度自社で働いてもらう機会もくるかもしれないのです。

 

昔の「辞めても、また雇えばいい」は通用しません。

そうではなく、どうやったら自分の会社で社員がイキイキと働いて、「うちの会社、オススメかもよ?」と自然に周りの人に話せて、人の流動化を必要以上に怖がらず済むのか。

循環の構築には時間がかかります。

ぜひ今から一緒に考え、取り組んでいきましょう。

 

 

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