怒らない子育て、一番簡単にできるのは「抱っこ」
怒らないようにと思っても、我慢できず怒ってしまう…どうすれば良い?
前回の記事『子どもの積極性を左右する「ストロークバンク」とは』では、ストロークバンク(=子どもの心の財布)を満たしてあげることが、子どもの心の安定、自立につながるということを説明させていただきました。
それでも、こんなときはどうしたら良い?というケースも多く出てくると思いますので、実際にあった質問にお答えしていきたいと思います。
【いただいた質問】
兄弟3人の母親です。プラスのストロークが重要と知ったため、「今日は怒らない!」と思って子育てをしています。
しかし、長男は私の気を引きたいのか、下の子をいじめたり、いつもできることをわざとやらなかったりするので、私も疲れてしまい、最後には怒ってしまいます。
どうすれば、怒らずに向き合えるようになるのでしょうか?
【コペルとしての考え】
まず初めにお伝えしたいのは、お母様はとてもよくやっていらっしゃいます。
そして、子育ては悩みながら、試行錯誤しながら行っていくもので、お母様が特別ではありません。
完璧にできなくて当たり前だと思ってくださいね。
プラスのストロークが、うまくできない時におすすめなのは、プラスのストロークで一番簡単な「抱っこ」です。
寝る前に、1人ずつ抱っこするだけでも、子どもの心は満たされます。また、子どもの機嫌のいい時は、お財布にプラスのストロークを入れるチャンスです。
「今のうちに家事を片付けよう!」とか、「自分の時間が少しでもとれた。」と、子どもから心を離さないで、その時こそ、思い切り愛情をかけましょう。
子どもの心のお財布が空っぽになってから、慌てて入れるのではなく、早めに貯金をしておくほうが、子育ては楽なのです。
子どもさんの機嫌の良い時こそ、しっかりと関わってみてくださいね。