労働政策研究報告の中で、2023年に「企業のキャリア形成支援施策導入における現状と課題」の報告書で、下記のようなデータが集計されました。(https://www.jil.go.jp/institute/reports/2023/0223.html)
その中で、以下のような特徴について記載があります。
キャリアコンサルティングといったキャリア相談を実施していない企業の特徴
①販売やサービスの業種
② 従業員数が少ない
③ 創業年が古い
④ 従業員に占める45歳以上比率が多い
⑤3年前と比較して、売上高、総人件費、従業員数、中途正社員採用数、新入社員定着率が減少・低下し、離職率が増加している企業が多い
これまでは、一見、キャリアに関する取組みが会社としての売り上げや定着、採用にどのように関連するのかピンとこない方もいたでしょう。
しかし、リンク先にもありますが、取り組んでいる企業とそうでない企業で差が出てきています。
加えて、実施していない理由で最も多かったのは、
「労働者からの希望がない」というものです。
キャリア相談を導入する条件としては「従業員のニーズがあれば導入する」が最も多かったとのこと。
これはSDGsの考え方にも通ずるのですが、「ニーズがあることに応えるだけ」というのは従来のやり方とも言えます。
そしてこのキャリア相談に関して言えば、キャリアコンサルティングを受けた社員の方ほとんどが、
「どんな相談かわからなかった」
「自分が使っていいものと思わなかった」
「バリバリ働く人だけのものだと思っていた」
「転職するときくらいに相談するのだと思っていた」
と仰います。
営業に携わったことのある方ならお聞きになったことがあると思いますが、
人はそもそも「知らないものは、欲しいと思わない」のです。
企業が、それを選択肢として社員に提示する必要があります。
また、「キャリアコンサルティングを実施したいけれど・・・」と迷う企業さまから必ずといっていいほど聞こえてくるのが、
「とはいっても、簡単じゃないよね」
「とはいっても、時間がない/忙しいんだよね」
「とはいっても・・・」
の「とはいっても症候群」の声たち。
できない理由は簡単に見つかります。
だから、「できるにはどうしたらいいか」を考え行動するのです。
これ、いつも仕事で皆さんやっていらっしゃると思います。
たとえば、キャリアコンサルティングを実施している企業が暇だと思いますか?
暇な企業はありませんよね。
少なくとも、私が関わらせていただいている企業さまで「人員がいつも充足していてみんながライフワークバランス完璧!時間もたっぷりあるよ!」なんて企業さまはいません。
「在りたい自社の姿」に向かってひたむきに「工夫して行動している」だけです。
その積み重ねは、自社の成長として少しずつ少しずつ大きくなっていきます。
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