先日、管理職の方と、来年度の打合せをしている時でした。
「そういえばこの前、久しぶりにまとまった時間をとって、研修を受けたんですよ」
「いやー、つまらなくて!どうしようかと思いましたよ」
詳しく聞いてみるとその研修はeラーニングでインプットのみのもの。
その管理職の方が「つまらない」とお話しされたのは、こんな理由からでした。
「なんか、綺麗ごとばかりなんですよね。『そりゃそうだよね』ってことしか講師も言わないし、現場の生々しさがまったく考慮されていなくて。」
「申し訳ないけど、調べればすぐわかることばかりで。時間がもったいなくて、途中から別の仕事しながら聞いてました。」
誤解してほしくないのは、「インプットも大事」であることに変わりはありません。
そして何かを学ぼうと思った時、なんにも得られなかったということはありません。ここも自分の意識次第です。
それはもちろんなんですが、今回、お聞きしていて大事だなと思ったポイントは、
「せっかく忙しい中時間を作って受けたのに、プラスに感じられなかった。」
「つまらなかった。(感情が動かなかった)」
「研修内容が、現場の生々しさがまったく考慮されていないと感じる」という点です。
実は最近増えているのが、この「eラーニングだけでは社員の成長機会として足りない」という会社さまからのご相談です。
ほとんどの会社員、特に管理職の方ともなると、多忙な中で時間を割いています。
会社から受けろと言われている等、指示されている場合はモチベーションもあまり高くありません。
そんなときに受けた研修が「知ってるよそんなこと・・・」ばかりでは、
受講者の時間はもちろん、
せっかく研修を準備した会社側のお金、労力、そして準備時間も報われませんよね。
そんな受講者の様子を見たりリアクションを聞く担当者の方も「どうせみんなやる気がないんですよ・・・」とモチベーションが下がる。
・・・悲しすぎます。
こうした「誤解」「期待外れ」等が発生して終わる研修ではなく、今年からアップデートしていきませんか?
スマホ、動画、SNS。
私たちはかつて経験したことがないくらい、情報の海に常に浸かっています。
「情報」は得やすく、
「知っている」と思うと、思考も吸収しようとするマインドもそこで止まります。
そして、いざそれを現場で使おうとすると「知っているけれど使いこなせない」ケースが起こる。
そうするとどうなるかというと「あの「情報」は使えない。なんで人事はあんな研修を実施したんだ。」という他責になりがちです。
今に始まったことではありませんが、「組織として」多様性や個人を活かすことが重視される現代の研修は特に、
「自分でどのようにアウトプットができるか」落とし込みが重要ではないでしょうか。
「その情報は知っていて、それを実践してもうまくいかないから困ってるのに!」
「その情報は初めて知った。でも自分の職場で、果たして自分はできるのだろうか?何から??」
ポイントはこの「具体的なアクションの設定」を「自分が納得して」研修内でできることです。
こうしたことも含めて、「研修実施前」「研修そのもの」「研修その後」この3段階の設計が大事になってきます。
(ちなみに受講者のやる気やモチベーションも、研修実施前にきちんと仕掛けをすることで上がります。)
「この知識を得てもらえれば解決のはずだ!研修実行!」ではなく、
受講者に「自分事化」してもらい、研修効果を最大限にできる「設計」から丁寧にやりたいものですね。
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