タイトルの「何をしているか?」は、目の前に座る社員の方、クライエントの方の数だけ答えがあります。
キャリアコンサルタントとの面談中で、
モチベーションが上がる、
ストレスが和らぐ、
メンタル不調の予防をしている、
自分の強みや良いところを言語化して自信を持つ、
人間関係の悩みを聴いてもらって気持ちが落ち着く、
他人のせいだと思っていたことが自分の弱みからくることに気づいてキャリアコンサルタントと一緒に受け止めている、
複雑化していたことを一緒に整理することで自分が何に悩んでいるのかが明確になって解決策がわかる、
話しているうちに自分でもきづかなかった気持ちに気づいて涙が溢れる、
自分の話ができてスッキリする、
目標を立てることができなかったけれどやっと取り組みたい目標が見つかる、
・・・etc.
そして、部屋を出てからまた新たな気持ちで、仕事を頑張ることができる。
答えは無数にあります。
キャリアコンサルタントは「ただ聴く」こともできるし、「聴きながら、問いかける」こともできるし、
「気付きを得る」サポートもできる。
キャリア理論や心理学等を使ってキャリアデザインや自己理解のワークをすることもできる。
ただ、一つだけできないことがあります。
それは「相手の答えを勝手に作ること」です。
できない、というよりも「やっても意味がない」ことを知っているから、とも言えます。
皆さんご存知の通り、人が一番モチベートされる&その状態が長続きする方法があります。
それは「自分で決める」ことです。
私たちの目の前に座る方はいろんな立場、背景を持っています。
経営者、
管理職、
新卒社員、
節目を迎えている社員、
セカンドキャリアを考えろと会社から言われた社員、
子育て中の社員、
キャリアを考えたいけど何からしていいかわからない社会人、
復職する社員、
この前までメンタル不調で休職していた社員、
二代目経営者、
経営者の右腕的存在の社員、
フリーランス、
介護と仕事を両立させたいけど自信がない社員、
・・・etc.
「どうしたらいいんだろう」と悩みながら、しかし答えを自分の中に持ち、ただ自分が一番見えない存在であることからも、自分一人だけではその答えに気づきづらい。
でも、自分でちゃんと答えを出して決めたい。
だから信頼できる第三者が必要になってくる。
みんな違う、みんないろいろ考えている、でも一人きりではキャリア=人生について考えきることはできない、
そんな皆さん、そして私たちに共通することが、今日のタイトルです。
「正解がない中で、自分の答えを創造していく力」
これを、私はクライエントの皆さんと、一緒に育んでいっているんだと思います。
わたしは「絶対にこの仕事は今後の社会に必要だ」という思いからキャリアカウンセラーという民間資格を取って、
そこから間もなく国家資格としてキャリアコンサルタントという資格が生まれました。
これまで数年間、いつも「キャリコンって何する人なの?」という質問をいろんな人にされてきて、
その都度その時の最適解を、ケースごとに答えてきたものの「なんだろうなぁ」と毎日毎日どこかで考えています。
毎日毎日、あーでもないこーでもないと考えて形にしては壊し、再度組み立てて実践してはまた壊したり戻ったり、
でも完全な破壊や後戻りではなくて、少しずつ「何か」は私の中で育っていっていたんだろうなぁという感覚をいま覚えています。
そんな私のいま、一番しっくりくる答えがこれなんだと思います。
今年が終わる前に、また自分の中を整理できた心持ちです。
まだ10日ほどありますが、来年も関わる企業さま、一人ひとりのクライエントの方々のより良い道を、
一緒に創造していきたいな、と改めて思います。
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