新型コロナウイルスにより、売り手市場と買い手市場が逆転した、という見方が出ています。
本当にそうでしょうか。
例えば、日経新聞では「九州地方では7月に求人数がプラスに転じた」という記事があったり、約5割の企業では前年並みの採用を維持すると出ていたりと、業種や地域ごとの傾向があるように思います。
学生側もこうした状況でもめげずに一生懸命ですし、コロナによる一つの大きな就活の転換である「オンライン」の登場で、これまで以上にどこでも就職活動ができ、オンラインのおかげで交通費もかからないので選ぶ企業候補は増えているでしょう。
では、どういった視点で企業を選んでいるのでしょうか。
2021年度卒業予定大学生が就職先企業を決めた理由TOP3(株式会社ディスコ調べ)
1位:社会貢献度が高い
2位:将来性がある
3位:職場の雰囲気が良い
よく話題になる給与等はなんと4位。仕事が生活のため、とういのは当たり前なので毎回上位にランクインするのは当然だと思いますが、それでもこの順位です。
SDGsの認知度もこの1年で大きく伸びたようで、約7割(詳しく知っている、ある程度知っているを合わせて)の文系・理系の学生がSDGsを認識しています。
このように、学生が企業を選ぶ際に、既にもうSDGsの視点があります。
こうした学生が魅力を感じて入社した企業で、先輩方がSDGsの視点がない、知らない、となるとミスマッチングが起きるだけでなく、視点が異なるので会話が嚙み合わない可能性も出てしまいます。
それこそ、仕事そのものではなく「環境、先輩社員に失望」ということが起きかねず、多くの採用コストをかけた人材に去られることは、大きな損失です。
社員一人ひとりに経営理念とからめてSDGsの理解を今こそ促進しましょう。
私はこれまで様々な企業や自治体でSDGsを理解するための講座を実施してきましたが、結果的に一人ひとりが自分の仕事や会社に誇りを持つことにもなる様子を見てきました。
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