子どもの能力を伸ばす言葉のかけ方とは
言葉かけが子どもの行動に影響を与えます
子どもさんにどのような言葉をかけていますか?
親は子どもを助けるつもりで使っている言葉が、実はマイナスの言葉であることが多くあります。
「早くしなさい。」「どうしてできないの」「もっとかんばらなくてはだめよ。」などの言葉は、子どものやる気に水を差す、マイナス言葉です。
知らず知らずのうちにマイナス言葉を繰り返しかけていると、子どもはやる気を失ってしまいます。
「子どもの能力を引き出す親がかけている言葉とは」
ところが、子どもの能力を上手に引き出すお母様は、自然に、これとは全く逆の言葉を子どもさんにかけています。
たとえば、「すごいね。」「○○ちゃんならきっとできるよ!」「大丈夫よ。できるようになるよ。」といった言葉です。
大人でも、マイナスの言葉を繰り返し言われると、やる気を失くしてしまいます。
一方で、ほめられ、認められると、うれしくなってやる気が出ますよね。
子どもも全く同じなのです。
「言葉のかけ方で跳び箱を飛べるようになった子どもの事例」
先日、言葉を変えることで、見事に子どもが変わる体験をされたお母様のお話をご紹介します。
「言葉を変えると、できなかった跳び箱を飛べるようになりました。」
5歳のIちゃんは、幼稚園で、跳び箱を飛ぼうとすると、直前で怖くなり、足が止まってしまいます。
「どうして止まるの?がんばりなさい!」と励ますのですが、飛ぶことができず気になっていました。
それで、先生にご相談したところ「大丈夫だよ。失敗してもいいんだよ。」「Iちゃんはきっと飛べるようになるよ。」といった、プラスの言葉をかけるように教えていただきました。
また、寝る前に「Iちゃんは跳び箱を飛べました。」というイメージをするといいことも、教えていただきました。
早速、跳び箱を飛ぶイメージを寝る前に行い、朝出かけるときに「失敗してもいいんだよ。Iちゃんはきっとできるようになるよ。」と、伝えました。
すると、その3日後、とうとう跳び箱を飛ぶことができたのです。
言葉かけひとつで、こんなに子どもの行動が変わることに、本当にびっくりしました。
そして、一生懸命励ましているつもりの「がんばりなさい!」という言葉が、マイナスの言葉だったとは、全く気が付きませんでした。
「失敗してもいいんだよ。」と、言ってあげることで、子どものプレッシャーがなくなり、本来の力を発揮できると、先生が言っていたことの意味がよくわかりました。
いかがでしょうか?
私たちもプラスの言葉かけを行い、子どもの能力を伸ばしてあげたいですね。
2018/04/30
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