いま、企業内に「話を聴いてくれる人」が求められる理由

人は、一人きりではなかなか自分自身の内側と向き合うことができません。

 

 

よくあるのは、

「こんなんじゃだめだ」

「もっとこうしなくては」

「もっと頑張らなくては」

「これでは足りないのではないか」

「変わっていかなきゃ」

などなど、自分自身に言い聞かせようとしてしまうことです。

 

 

あなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか。

 

 

そして、自分自身を一生懸命、変えようとします。

しかし不思議なもので、そのように自分自身と関わっている間は、変わり始めることはありません。

 

 

かくいう私も20代の頃はその一人でした。

もっと言えば30代前半までその思考のクセから脱却できなくて苦しかった時期があり、しかも変われない。

「なぜ???」と思えば思うほど、気持ちは焦り、自分を責め、他人が敵のように思えた時期もありました。

 

 

 

 

ですが、ただただ、自分の気持ちをわかろうとして話を聴いてくれる人と一緒にいると、

人は段々と、自分に素直に向き合うことができるようになっていきます。

人から「きちんと聴いてもらう(傾聴レベルで聴いてもらう)」うちに、

自分自身でも、自分の「心の声」を丁寧に聴いていこうという姿勢が生まれてきます。

このように「自分自身との関わり方」が変わることが、

その人の人生が変わる「最初の一歩」になります。

 

 

 

私たちがキャリアコンサルティングでしていることは、こういうことです。

聴くに始まり、聴くに終わる。

クライエントの方は、それでようやく安心して、自分と向き合えます。

もともと皆さん答えを持っていて、向き合う力も持っているのです。気づいていなかったり、外の情報に惑わされたり、自信がなかったりするだけで。

だから、キャリアコンサルタントがそのサポートをするのです。

そうしたら、ちゃんと自分で歩いていけるのだということを、

これまで関わってきた多くのクライエントの皆さんを見てきて、私たちは知っています。

 

 

 

もちろん、労働市場やキャリア理論、心理学等の専門知識も持ち合わせた上で、お話しをお聴きします。

ですが、どれだけ知識があっても、どれだけスキルが高くても、「聴くこと」ができなければ、意味が全くありません。

本当に、全くといっていいほど、ないのです。

それだけ、本当の傾聴というものには、力があるのです。

 

 

 

 

もし、あなたの会社で

・1on1がうまく機能していない

・人が辞めてしまう

・管理職が育たない

・管理職が部下の相談等に時間を取られすぎていて、疲弊している

・いろんな研修をやったけれど、いまいち効果を感じていない

こうしたお悩みをお持ちでしたら、「聴く」ということについて、一度真剣に向き合ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

 

 

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